CopperReader 電子書籍アプリ生成サービスについて
- Posted by: gnn • 2005/01/01
概要
本サービスは、Androidスマートフォン、タブレット向けの電子書籍アプリを自動生成するものです。生成されたアプリはAndroidMarket等で配布または販売することができます。生成された電子書籍アプリでは縦書き、段組、ルビ、文字のサイズ指定や画像の貼り付けなど多彩な表現が可能で、どのような大きさの端末でも快適に文章を読むことができます。
主に文字中心の書籍のために設計されているので、逆に漫画など画像中心のものにはあまり適していません。
適した用途
- 小説
- ノンフィクション
- 主張、論評、論述
- 会報、広報
あまり適していない用途
- 漫画
- 写真集
本サービスは無料で利用することができます。さらに有料で追加の機能を利用することが出来ます。
無料プランの制約
無料で作成されたアプリでは、画面下部に弊社によるアプリ内広告が常に表示されます。
有料プランに切り替えると
無料プランでアプリを作成した後、3000円で有料プランに変更することができます。有料プランではアプリ内広告を消すか、あるいはお客様によるアプリ内広告を入れることで、お客様が広告から収益を得ることができます。
有料プランへの切り替え後、誤字脱字の訂正などのために1週間の間は何度も同じアプリを再生成できます。生成したアプリは半永久的に保管されますが、保管を保証するものではありません。また、1週間経過した後であっても、500円で同じアプリを再度1週間再生成可能にすることができます。
説明
EPUBファイル
電子書籍アプリの元データはEPUB(イーパブ)と呼ばれる電子書籍の標準ファイル形式で用意する必要があります。EPUBファイルの作成は、弊社または他社のツールをご利用ください。以下に、代表的なEPUB作成ツールをご紹介します。
ブログデータからEPUBを作成するツール(無料)
弊社による、ブログをEPUB/PDFに変換するサービスです。ブログ出版局を使い慣れている方にはおすすめです。
http://print.cssj.jp/ebook/blog-to-epub.php
単純なテキストファイルからEPUBを生成するツール(無料)
弊社による、テキストをEPUB/PDFに変換するツールです。単純な文章だけの書籍に適しています。
http://print.cssj.jp/ebook/text-to-epub.php
bookYARDによるシンプルEPUBジェネレータ。こちらも単純な文章をEPUBに変換します。
http://www.byard.jp/book/epub_generator.html
ブラウザで書籍を編集してEPUBに変換できるツール(無料)
パブー - 電子書籍をブラウザで編集し、販売できるサイトです。作成した電子書籍をEPUBとしてもダウンロードできるので、電子書籍アプリ生成にも流用できます。
Windows上でEPUBを編集するアプリケーション(無料・有料版あり)
FUSEe - 本格的なEPUBエディタです。ホームページ作成ソフトのような感覚で、簡単にEPUBを作成することができます。
http://fusee.fusenetwork.co.jp/
電子書籍アプリ生成のためのEPUBファイルのサイズは最大40MBに制限されます。
EPUBファイルのサイズと内容よっては、生成されるアプリがAndroid Marketの制限である50MBを超えることがあります。また、アプリのサイズが10MBを超えると、古い機種ではインストールできないことがあります。生成されたアプリを、必ずお客様自身で想定される環境での動作確認をしてください。
CopperReader
CopperReaderはAndroid上で動作するEPUBリーダーです。電子書籍アプリの表示エンジンにはこのCopperReaderを使うため、電子書籍アプリを生成する前に、CopperReaderによりEPUBファイルがどのように表示されるかを確認してください。
CopperReaderは、AndroidMarketの以下のアドレスで無料で配布されています。
https://market.android.com/details?id=jp.cssj.android
証明書
アプリの作成者を証明するための電子証明書です。証明書はアプリに電子署名を施すために使われます。
証明書はサーバーで生成させるか、お客様がお持ちのもファイルをアップロードすることができます。サーバーで生成したものであっても、必ずダウンロードして保管しておくことをおすすめします。
デフォルトの証明書を使った場合は、他のお客様と同じ1つの証明書で署名されます。デフォルトの証明書はダウンロードできません、従って弊社サービス意外を使って生成したアプリでバージョンアップさせることができなくなるのでご注意ください。
アプリのバージョンアップ版をAndroidMarketに登録する場合は、必ず前のバージョンと同じ証明書で署名する必要があります。
有料プランに切り替えたアプリでは、証明書を変更することはできません。
パッケージ名
パッケージ名はアプリに全世界で一意な名前をつけるためのものです。他に同じ名前のアプリがあると、AndroidMarketにアプリを掲載できません。
特にこだわりがなければ、あらかじめ入力欄にある jp.cssj.print.member.miyabe.APPNAME のAPPNAMEを好きな名前に変えてください。APPNAMEの部分には半角英数字と _(アンダースコア)、さらに名前を区切るための .(ドット)が使えます。ただし、先頭( . の直後)の文字に数字とアンダースコアは使えません。
インターネットドメイン名をお持ちのお客様であれば、ドメイン名の前後を逆にした名前に、さらに任意の文字列を加えたものをパッケージ名とすることができます。例えば、 company.co.jp というドメインをお持ちであれば、 jp.co.company.APPNAME(APPNAMEは前述の説明と同様)というパッケージ名を使ってください。有料プランに切り替えたアプリでは、パッケージ名を変更することはできません。
アプリの名前
アプリの名前は30文字以内としてください。
省略すると、EPUBのメタ情報から得られる書籍タイトルがアプリの名前となります。
なお、AndroidMarketにアプリを登録した際に、半角英数字以外の文字がAndroidMarketの管理ページで文字化けする現象が発生します(2011年6月現在)が、アプリの検索・購入には影響ありませんので、そのままにしてください。
バージョンコード・バージョン名
バージョンコードは異なるバージョンを識別するための番号です。はじめてアプリを作成する場合、あるいはアプリを公開していない場合は1のままで構いません。
既にAndroidMarketなどでアプリが公開されており、それを更新したアプリを作成する場合は、前回のバージョンコードが1なら2、2であれば3を設定するようにしてください。バージョンコードは飛び飛びの番号でも構いませんが、新しいバージョンのアプリでは古いものより大きな番号を付けてください。
バージョン名は変更しなくても構いませんが、改訂があった場合は、第2版、第3版などに変更してもよいでしょう。
アイコン
72x72ピクセルのPNG形式の画像をアップロードしてください。
省略した場合は、本の形のアイコンになります。
デフォルトのスタイル
最初にアプリを起動した直後の書字方向、文字サイズ、段組の数を設定することができます。
文字サイズはEPUB内で指定された文字サイズに対する拡大率です。設定が100%だと元通りのサイズで、それより小さいと縮小します。
広告
無料プランでは、弊社による広告が常に表示されます。
有料プランでは広告を除去することができます。あるいは、お客様による広告を表示させることができます。
お客様による広告を表示させたい場合はAdMobに登録し、「パブリッシャーID」を取得する必要があります。パブリッシャーIDの取得は、お客様の手で以下のアドレス(AdMobサイト)から行ってください。なお、弊社とAdMobは無関係ですので、AdMobに関するお問い合わせはAdMob運営者(http://jp.admob.com/home/contact)へお問い合わせください。
広告1はアプリで本文を表示している際に、画面下部に表示されます。広告2は目次と表示設定画面の下部に表示されます。どちらか一方だけの広告を表示させることもできます。
アプリの公開・販売
アプリを公開するまえに、必ずお客様のAndroid端末で表示を確認してください。
アプリの公開・販売を行うには、AndroidMarketへの登録が必要となります。登録は以下のアドレスから行ってください。初回のみ登録料がかかります(費用は2011年6月現在25ドルです)。なお、弊社とAndroidMarketは無関係です。
https://market.android.com/publish